公演のご案内

itara札幌シリーズvol.12
Kitara世紀末・日本再発見シリーズ
20世紀邦人作曲家特集・演奏会
オーケストラ篇2000年3月9日(木)19:00開演(18:15開場)札幌コンサート大ホール

オーケストラ篇
指揮:小松和彦 管弦楽:札幌交響楽団

入場料
S4,000 円/A3,000円/B2,500円/
C1,500円/D1,000円(全席指定・税込)
20003/9THU.
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オーケストラの多彩な表現力に
魅かれた日本人作曲家たち
――洋楽黎明期の偉大な作曲家、
山田耕筰や近衛秀磨炉の作品、
世界に不動の地位を固めた武満徹の作品、
北海道の大地が育んだ伊福部昭、
早坂文雄の浪漫溢れる雄大なオーケストラの響き。
そして札幌出身の作曲家、
柳田孝義氏の新作をお聴きください。

お話し/池辺晋一郎
現代日本を代表する作曲家。交響曲等の純音楽、映画音楽、TVや舞台等多方面にわたる作曲活動を展開している。NHK「N響アワー」の出演により全国に多くのファンをもつ。
Program
1部
山田 耕筰 曼陀羅の華
近衛 秀麿 雅楽 越天楽
柳田 孝義 雅楽〜二十絃箏とオーケストラのための(初演)
         独奏:佐薙のり子(二十絃箏)

2部
武満  徹 ノヴェンバー・ステップス
         独奏:三橋貴風(尺八)
            田中之雄(琵琶)
伊福部 昭 シンフォニア・タプカーラから
       第2楽章
早坂 文雄 序曲ニ調

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「雅楽」〜二十絃箏とオーケストラのための――初演に寄せて
この作品は1999年から2000年の千年紀を越えて制作しているものです。
私はこれまで創作を続けてきた中で、敬愛する初生佐薙岡豊、二代目の岡豊(のり子)
両先生の音楽と芸術活動に出会ったことの意味は大きいものがあります。
両先生の音楽観は北海道の風土が育んだものであるかも知れませんが、
私の裡でその比重は今日一層増してくるように思われるのです。
北海道の自然に繋がるスケールの大きさと上質で気品のある世界を想い、
作品は「雅歌」と名付けられました。お二人の先生に捧げられています。

柳田孝義
1048年札幌生まれ。第38回日本音楽コンクール作曲部門第1位。ミュンヘン国立音楽大学に留学。平成9年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。